About 2010年06月

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2010年06月 アーカイブ

2010年06月01日

いじめ撲滅本日記①

いじめ。

戦争する訳でもなく、ケンカする訳でもなく、ただ集団でネチネチと一人へダメージを与え続ける行為。


この陰湿で隠顕かつ、超アンフェアな物語は一体いつまで続くのだろうか?


若い命がまたひとつ消えてしまう前に僕は何ができるのだろうか?


命までかけて学校へ行くことはない


この世界の人間全員が君を嫌ってなんかいない


辛いことがあったときこそ笑い飛ばして生きていくんだ


どんなことがあっても死んではならない


一生懸命に働いているお父さんのために


君を生んでくれたお母さんのために


そして

未来でよく頑張ったと待っている自分のために…


僕は今、能登で、「いじめ撲滅本~君に生きてほしい~」の執筆活動をしている。

2010年06月08日

「相田みつを」という人間

さわやかな初夏の季節、皆さんいかがお過ごしてしょうか?
能登の夜はまだ寒く、石油ストーブを炊きながらコラムを書いている。
よく考えると僕はこの「昼暖かいbut夜寒い」という気候を今年に入ってずっと過ごしていることに気がついた。暑いと思っていたインド(コルカタ)も夜寒く、暖かいと思って戻ってきた日本も、例年よりも寒い日が続き、そしてようやく暖かくなった5月に北陸へ移動。ほんとお見事というくらいにこの6ヶ月間は全く変わらない服装で、そろそろ見たくないのよこのジャンバーみたいな気分にもなっていて、今誰よりも夏を待ちきれない男の子です。
今回は金沢で詩人「相田みつを」の息子、相田一人さんの講演を聞きに行ってきたのでそのことを書いてみる。


『一生勉強、一生青春 相田一人 父「相田みつを」を語る』


いったい相田みつをってどんな人物なんだろうか。
僕は席に着き、ワクワクしながら目の前にあるパンフレットに目を通した。
いきなりショックだった。
あの柔らかな字体で分かりやすいメッセージを書いている「相田みつを」という人物が、かなりのおじさんでだったこと。そしてもう他界してしまっていたということ。同時にここまでの完璧なる自分の無知に一番ショックを受けて、合計トリプルショックを抱えたまま息子の相田一人(あいだかずひと)さんの話が始まった。


「父は30歳のとき、初めての古典をふるさとの足利で開きました。
そこで作品を売って収入を得るのが唯一の収入源でしたが全く売れませんでした。
60歳になって初めて今までの作品を本にまとめ、全国の書店に並びました。
ようやく世間に知られる兆しが出てきた67歳に脳内出血で突然亡くなりました」


涙が出ていた。
ひとつの作品に何度も何度も失敗し、何枚も書き直し、やり直していたことや兄が二人いて、二人とも戦死したこと。また働いていた職場で兄の教えどおりに正義を貫き、内部告発したらリンチにあい、片方の耳が聞こえなくなったことなど、彼の人生を知れば知るほど涙の連続だった。


 雨の日は雨の中を 風の日は風の中を


一人さんは言う。
「この言葉は決して後ろ向きな言葉ではありません。
雨の日は胸を張って雨のど真ん中を歩き、風の日は風のど真ん中を歩いていく、
まさに父の生き方そのものでありました」

1時間半の講演は拍手喝采で幕を閉じた。
会場を出た後も強い余韻が残った。


僕が「相田みつを」と出逢ったのはいつだっただろう。

確か大学を卒業し東京に出てきた22歳のときだ。

初めて入った原宿の雑貨屋の店にあのやわらかい文字が飾ってあった。

とてもやさしく、なつかしい感じがして、言葉のひとつひとつが体に染み込んでいくように癒された。

今思うとあの言葉も、字体も、戦争という時代背景の中で経験した、たくさんの悲しみと苦労と失敗の中で、ようやくできあがったひとつだった。

僕は購入した本を一枚一枚めくり、一つ一つの作品に感動しながら
原宿の雑貨屋さんに飾ってあったあのことばを探した。

そして見つけた。

12年ぶりに出会うあの日あの時の、このことば。

どんな未来がやってきても、人類はこの言葉に勇気づけられていくでしょう。


 つまづいたっていいじゃないか 人間だもの


NEXT IS…「ガンバレ日本~サッカーWカップ開幕~」

2010年06月17日

サッカーWカップ2010開幕

4年に1度のサッカー祭り、南アフリカWカップがいよいよ開幕した。
夕食を食べながらおばあちゃんと一緒に見ている。
あの白いネットの中に入れると一点なのよと説明するがなんのこっちゃわかっていない。
それよりもレタスを食べている。この人はうさぎかと思った。
おばあちゃんが唯一興味を示したのはゴールキーパーの服の色。
一番派手だといって笑っている。
しかし2010年のWカップをまさかおばあちゃんと一緒に見ているとはなんだか不思議な感覚だ。
サッカー好きにはたまらないこの1ヶ月。人それぞれ楽しみポイントは違うと思うが、僕の見所はいつも決まっている。


 弱者が強者に勝つシーン


とくに好きなチームなんてない。
ただ勝てないと言われていたチームが必死に走り回って奇跡を起こす。
これ以上興奮することはない。さっそく初戦を振り返ってみると


韓国×ギリシャ   韓国キムチ~最高!!

スイス×スペイン  スイス銀行~入金!!

そして

日本×カメルーン  日本子供手当て~開始!!


と見どころマウンテンな初戦だった。
だけど一番注目していた

北朝鮮×ブラジル

残念ながら2対1で北朝鮮は負けてしまった。
前半0点で守り、ラストは一点をもぎ取るなど、終始素晴らしい情熱で感動した。


常識を破ってほしい

奇跡を起こしてほしい

夢を叶えてほしい


南アフリカの地であとどれだけのミラクルを見ることができるだろうか。
そのミラクル一番星が日本であることを願ってる。

2010年06月21日

苗と僕の物語

田んぼの苗が少しずつ成長している。

側の細いあぜ道をゆっくり走りながら、負けへんでとつぶやく。

今僕のライバルは目の前に広がる数千本の苗だ。

風にゆらりゆらりと揺れながら、余裕でこっちを見ている。

彼らにとってこの梅雨は恵みの季節だ。

僕にとってこの梅雨は髪の毛がクリンクリンになる季節だ。

ここはかなりアドバンテージ苗になる。

しかし夏が来たらサンシャインランラン飛びで逆転グローアップしてやる。

勝負は秋。オータム(英)。フォール(米)。


 どらちが大きな実をつけているか


楽しみだ。

また雨が降っていた。

僕は走るペースを上げた。

2010年06月29日

キーマインド

サッカーワールドカップ南アフリカ大会で日本代表が快進撃を続けている中、いじめ問題は第三次のピークを迎えつつある。今月9日には川崎で中3の男子が「友達へのいじめを止められなかった」と遺書を残しこの世を去った。正義感の持ち主がなんでこんな悲劇の結末になってしまったのかと思うと胸が痛い。また悲しいのが、母親は息子のいじめの現状を知っていて、今年4月に学校サイドに報告したにもかかわらず、最悪の結末となってしまった。


 残された母は今どんな精神状態でいるのだろうか?


僕の興味は彼女へと向かう。


皆さんはいじめられて死んでしまった母の気持ちって分かりますか?


あなたが今子供を育てる親ならば痛いほど分かりますか?


あなたが今学生ならばこの母の悲しみをどれほど理解できますか?


息子がいなくなった一週間は、心身ともにどんな世界が待っていたのか…

二週間目は、涙も枯れ果て、さらに本当の悲しみが始まったのか…

三週間目の今、心にある感情は一体何なのか…


残念ながら僕たちはどれもこれも、想像を絶する想いとしか言いようがなく
彼女の本当の気持ちを何一つ知っていないのです。

何が言いたいか。

逆に残された者の悲しみを、怒りを、苦しみを、虚しさを、その心情のすべてを、もっと詳しく知ることができれば、世の中にいじめという悪魔の恐ろしさをより認識することができるのではないか?

広く、深い、その壮絶な母の涙をリアルに知ることによって、命を落とそうとする若者は、一歩踏みとどまることができるのではないか?

彼女の今の傷心データこそが今後のいじめ撲滅、自殺反対へのキーマインドとなると僕は考える。

思い出したくない、話したくない、と言われるかもしれないが
少し落着いたら僕は彼女に会いに行こうと思う。