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生きる素晴らしさを

ゴールデンウィークが明け2週間が経った。

4月より新しい環境が始まり、ようやく慣れてきた人もいれば、慣れない環境に戸惑いを隠せず、㋄病になっている人もいるかもしれない。僕は未だあの事件が頭から離れないでいる。

先週の今日、9日夜7時20分ごろ、東急大井町線の荏原町駅(東京都品川区)で、区内の同じ中学校に通う中学2年生の女子2人が電車にはねられて死亡した事件があったことを覚えているだろうか。

2人が手をつなぎ、一緒にホームから線路に飛び込む様子が多数みられていて、衝撃をうけた。2人の女子生徒は演劇部に所属しており、将来同じ高校に通おうと話し合っていたほどの仲良しだった。

「人間関係に悩みがある。死にたい」などと書かれた手書きのメモをカバンに残していた。品川区教委では、これまでいじめやトラブルなどの報告は受けていなく、遺書にも「いじめ」に関する内容はなかったという。

気になったのはこの2人の自殺ニュースを受け、Twitter上で園子温監督の映画『自殺サークル』(2002年)が話題になったことだった。

僕はまだ観たことがないが、映画の導入では、新宿駅のプラットホームで、おしゃべりをしていた54人の女子高校生たちは手をつないだまま飛び降り、電車にはねられるというシーンがあるという。

それを模範したかどうかはわからないけど、共通するポイントはなぜ仲間同士助け合わずに一緒にこの世を去ろうと決意したのか。女子中学生2人が大人たちに突きつけたメッセージはあまりにも大きい。

大人たちがもっと、もっと、もっと、生きるってこんなに素晴らしいことなんだと両手広げて、本気で叫んでいてほしい。それはお金だけの豊かさではなく、雨上がりの青空の美しさだったり、恋をする甘酸っぱさだったり、地球の絶景の素晴らしさだったり、夢を持つ喜びだったり、叶った時のしあわせだったり…大人の誰もが人生の先生になれるはずだ。

僕はこれからも子どもたちへ生きている素晴らしさを両手広げて叫んでいきたい。

そして伝えたい、決して死ぬんじゃないと。