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登天ポールの「自殺反対、いじめ撲滅」キャンペーン全国行脚 

POSTED DATE : 2009年10月21日

ボングポングパラシュート

朝10時。
久々行ったジムの帰りに寄ったスーパーマーケット、サミット。
東京ではリーズナブルなお店として大人気のこのスーパーに沢山の買い物客が並んでいる。
開店の時間と重なったせいか沢山のおじいちゃんやおばあちゃん、主婦たちがちょうど入っていく時だった。
「午後1時までポイント5倍」
どこの棚にも派手にポスターが張り巡らされてある。
ポイントカードがどうも馴染めない私はちらっと見て過ぎ去るが、朝から並んでいた人々はここぞとばかりに食料品を入れている。
私も久々の買出しとあってフルーツや野菜、ハムやソーセージ、生活用品を買い物籠に入れていく。あれもこれもと選んでいるうちにいつの間にか買い物籠はいっぱいになる。
先ほどのポスターが目に入った。
「午後1時までポイント5倍」
…今日の買い物の量だと一気にポイント貯まるんじゃないのか…
絶対に入るかと思っていた私が心がどんどん揺らいでくる。
「どこどこパンパンパンパンパン、どこどこパンパンパンパンパン」
後ろからすごい勢いで変なセリフが聞こえてきた。
振り返ると30代の二人の眼鏡をかけた男性が店員に話し掛けていた。
「パンはこの棚の向こう側です」
店員は驚いた表情だったが丁寧に対応する。
おそらく中国人であろう。どんだけパンが好きやんと思いつつその場を後にする。
レジに差し掛かったとき、またまたポスターが目に入る。
レジの会計を済ます買い物客は嬉しそうにポイントカードを差し出してる。
私は負けた。
サービスカウンターはどこだい?
「ここに記入をお願いします」
住所、年齢、電話番号、そして簡単なアンケートがある。
お決まりのQに少々雑な文字で走り書きをしながらどれくらい貯まったら使えるんですかと質問をする。
「詳しいことはこのパンフレットに書いてありまので」
出たぁ~~!そんなことも知らないの的スマイル。
あまりにも無愛想だったのでくそ~ともう一度質問する。
「キャッシュバックってあるけど現金に変わるの?」
「ええ、そのパンフレットをお読み下さい」
また出た~~~~!!!250メートル級の投げやり。
ダメだなこの人。
僕はニューカードを手にとってそそくさにレジに並んだ。
ピッピッピッ!
金額を表示するディスプレイの数字がどんどん上がっていく。
半分焦る気持ちと半分ポイントが貯まる高揚感が交差する。
「合計4742円です。買い物袋はお持ちですか?」
最後に10円プラスされて財布を見た。
…千円札が3枚…
慌てて小銭をチェックする。
100玉が3枚と…到底残りの金額に達しそうもない。
ましてやオーバーした1742円分の商品を、そんな大量な商品を減らせそうもない。
この修羅場をどうする…
店員の目が、後ろの客が、一瞬スローモーションのように視界に入った。
目の前にVIZAのマーク…OH!ジーザス♪助かった…
「じゃあカードで」
使わないと決めていたクレジットカードをはじめから差し出すつもりだったかように差し出す。
そしていよいよ今日のその時がやってくる。
東京に上京して12年。
なんどかサミットにはお世話になった。
しかしどんなときも無視し続けた12年間。
私はあたかも12年間持っていたようにポイントカードを差し出した。
見せてくれ、ポイント5倍の恐ろしさを!!!!
「カードでお支払いですね。じゃあポイントは付かないので閉まって下さい」
ガガーーーーーーン!!
バクデンガイデ~~~~~~~~~~ン!!!
ボングポングパラシューーーーーーーーーーーーーーーーーート!!!
私は今後の人生においてあらゆるポイントカードを一切作らないと神様に誓った。

POSTED DATE : 2009年10月16日

日々の中で

秋のほのかな日差しが柔らかく心地いい
部屋に戻ると1年前購入した観葉植物が新しい葉を出していた
こんな何気ないワンシーンがいとおしく思える、そんな年になったのかと若干チープな笑いを浮かべ水をやる。
今日は金曜日か。
慌ててまたPCを立ち上げる。
週明けまでに原稿を仕上げると決めた自分。
いい表現が見つからずなんでなんだと嘆く日々にピリオドを打とう。
完璧を求めてれば求めるほど自分の語彙の無知さにぶつかって倒れピロピロちゃんみたいに星が輝く。僕はまたラビリンスにはまり、今度はダークサイドへ連れて行かれ、アナキンみたいになる。何だっけアナキンって(笑)まあ、抜け出せなくなるもんだからもう一度外に出た。
散歩に出るといろんな木々たちが元気に揺れていて、俺たちも元気に生きているんだぜとアピールしているようで嬉しくなりタッチする。先っちょが枯れていたり、虫に食われていたり、他よりも長細かったり…それぞれ違う形をした葉っぱたち。
そうだ…
完璧なものなんてないんだ…
ついつい調子に乗ってはるか上を見てしまう。それはすばらしいことなんだけどちゃんとそれに続く階段があって一歩一歩歩いていくから見えてくる。しかし僕はいきなりエレベーターみたいに飛び越えよう、乗り越えようとしていた。まだまだ学びだな、もう一度日本を回り車内生活でもしないとな…
部屋に戻ると先ほどの観葉植物の葉っぱが元気に立ち上がっていておかえりといっているようだ。
またPCを立ち上げて今このブログを書いている。
いいかわるいものなのかなんて自分じゃ分からない。
とにかく
一生懸命やって自分の中のベストを尽くそう
早速ワードを立ち上げて残り10都道府県の文章に挑む。
よい週末を♪

POSTED DATE : 2009年9月30日

言葉

秋の夜長、皆さん元気マウンテンかな?
一周空いてしまったね。申し分けない。
私はいじめ撲滅本の執筆中でみんなに伝えたいメッセージを探している毎日です。
改めて言葉ってむずかしいなって思う。
言った人に責任を持たせる。
一文字一文字が誰かの命に関わることだとしたらなおさら慎重になる。
今まで柔らかフレーズや得意の横文字で対応してきたけれど今回はどんな言葉もチープに映る。
悩める学生たちの心にダイレクトに刺さる勇気の言葉が見つかるまでは出版できそうもない。
ほんとうは言葉を捨てたいくらいなんだけど。
想い、人の想い、どうしても言葉にできないときがある。
誰かを好きになったとき、その人に求めるのは100回の「愛している」という言葉でしょうか。
そうではなく、あなたのそばにいてあなたとともに悩み喜び、あなたを守り生きてくれることではないですか。
                                             水谷 修
何か今、私たちは、とくに若者たちは言葉に寄りかかって実際に動くことを忘れて生きている気がする。
でも言葉の力を信じている。
一歩を踏み出せれば確実に一歩分は景色は変わる。
そのはじめの一歩をそっと背中から押してくれるファンタジーな言葉を私は見つけたい。

POSTED DATE : 2009年9月15日

喜びと悲しみの間で

太陽が上がればテンションが上がり、太陽が沈むと不安になる

そんな太陽のような毎日の中で自分と戦い、病気と闘い、負けるもんかと自分に囁く
いじめを撲滅すると言った責任は自分には重く苦しい十字架を背負ったなと思う日もあるけど、相談ネットで見たり、悩んでいる学生の気持ちを考えると、暖かい言葉をかけて励ましたくなる自分になる
負けるな…
戦ってゆくんだ…自分に…
心に響く勇気の言葉を
冷めた心に温かな一言を
周りで見ている人たちに繋がり合う素晴らしさを
そんなどん底のそこのそこから登っていける奇跡の言葉を
毎日捜し、探し、突き進む
ん~~~ここを乗り越えたいよ
足りない頭ゆえに時間はかかる
でもたどり着けないはずはないと思っている
いつも心にマウンテン
空とこの道、重なる日まで

POSTED DATE : 2009年9月8日

今週から自殺予防週間

自ら人生に終わりを告げる人々をどうすれば減らせるのだろうか…
夜中考える
今日本人の8割がうつ病って言われてる
今後事態はさらに悪化する一方で…
私には歌って踊ることしかできないけれど
一人でも私のパフォーマンスを見て自殺するのがアホらしくなってくれればと願う
みんなも悩んでいる人や元気のない人を見かけたら暖かい笑顔で声をかけてほしい
学生時代、フィリピン、インドネシア、スリランカ…貧しい国にいったけどみんな輝く笑顔があった
日本に戻り飛行機を下り家路へ帰る地下鉄の中
みんないい服、いい時計、いい背広…やっぱ日本は素晴らしいな、進んでるな、豊かな国だなと誇らしく思った
しかしみんなの顔はそうじゃなかった
日々の競争に疲れ、笑顔を忘れ、生きがいを忘れている顔だった
なんでこんな豊かな国が…
当時19歳だった
その4年後、日本の自殺者数はついに10万の大台を突破し今もその数字を維持し続けている
一旦日本国民全員で競争するのを休めばいいんだ
冗談ではなく本気で全員でスリランカでも行ってセイロンティーでも飲みながらいかに我々の国が裕福なのかを感じて来ればいいんだ
幸せをお金に求めるのはもう止めて これからは幸せを隣人の愛に求めていこう 
 隣人を愛せよ
聖書で8回も出てくるこの言葉で今週は締めくくりたいと思います。
2009年自殺予防週間は10日から16日まで開催中!

POSTED DATE : 2009年8月31日

エンドレスドュリーミン党 ~頼むぞ、鳩マウンテン~

みんなお元気マウンテン?
怪我とか大丈夫?
ポールはスライサーでにんにくをスライスしたら指までスライスしちゃって頼むぞ血小板!ってな感じで今中指が使えないままタイピングをして頼むぞ柔突起!って訳の分からぬ所も応援しています。
しかし政権チェンジですね。
せっかく鳩マウンテン内閣になった(まだ早いか!)ので私もエンドレスドゥリーミン党を立ち上げ、私なりの意見を書いてみるとしよう。
東京、渋谷神宮前公園。
3時間もいれば1万人以上の若者と目と目を合わすことができる場所。
ティーンエイジの学生タイムのそのまま30を超えてしまった私のハッピースカウターで一人ひとりを見る。最近若者の数値は下がりっぱなし。その数値から劇的な日本の危機を捕らえる。

この場所で2006年からいじめ、自殺問題を訴えている私にとって一つのデータがある。
彼らが放つ笑顔、目、しぐさ、リアクション…そう
 
 若者の情熱エネルギー指数
毎月のデータを体が覚えている。2007年春のピーク時を1000hapとするならば今は328hap。
かなりアバウトなんだけどほぼ三分の一に下がっていた。
2年前にどの県の若者たちとも触れ合ってきたので渋谷の反応はそう大差なく全国の反応といっていいだろう。何がいいたいかというと今の日本にとって若者たちの情熱の低下こそもっとも深刻な問題だと私は考える。だから…
 夢、希望が育ち大きな翼で羽ばたける未来を…
歴史的大差で民主党が勝ったが年金、子育て、景気…
生活感溢れる対策ばかりじゃダメだ。安定志向の若者をさらに増幅させることとなる。
だから…子育て支援金じゃなく
 夢育て支援金(一人当たり年間12万円)
自分の夢に対する本やレッスン費などに使用できて18才から支給されるシステム。もちろん夢の申請をして情熱エネルギー度を示し700hps以上ないと受給できないんだけど…
皆さんどうかな?
日本中に活気が出てエネルギッシュなやつが増えていい発明家とか選手とかも増えるんだけどな…だってここままじゃ10年後、情熱を忘れた若者が草食系日本を作り情熱エネルギーが爆発する中国、韓国にトゥリーンと追い越されてしまうよハニ~♪
まぁ冗談はさて置き、
今、渋谷の路上から見える若者たちはどこか無気力に満ちている。
まるでこの国を自分の国ではないかのように眺めてしまっている。
でも何人かの若者は熱いものを感じる人もいるから心にマウンテンはあってそのマウンテンの中で燃え滾るマグマを引き出してあげたい。
それがエンドレスドゥリーミン党です。 ん??
なんだか自分でもよく分からんくなった(汗)
とにかくマウンテン繋がりということもあるし頼むぞ!鳩マウンテン!!

POSTED DATE : 2009年8月29日

ヘンな胸騒ぎの夜

今年の夏の終わりはなんだかヘンな胸騒ぎがする。
新型インフルエンザの脅威
失業率過去最悪5.7%
芸能界麻薬事件
政治自民党の崩壊
若者の夢離れ
心の中が落ち着かない時代
心に平安がない時代
無意識に心のストレスとなり犯されていく時代…
直感的に不安が襲う。
 この秋、大丈夫か?
自分をしっかり持って生きてほしいと願い路上に立つ。

POSTED DATE : 2009年8月27日

オーバー500

セルフのガソリンスタンドでいつものように愛車のバイクに給油をする。
手元でカチっとレバー止まる。
ディスプレイの表示は483円。
中途半端だな…
500円ジャストになるように溢れんばかりのタンクの上にさらにガソリンを流し込んでいく
495…497…498…501…
OHマイゴッ~~~~ド!!
力みすぎたというかラストで手元が緊張してしまった。
タンクに目をやるとタンクからもガソリンがオーバーしている。
これはギリギリを追い求めた果ての結果… 
メットインに入ってあるタオルで溢れたガソリンを拭きながらぶつぶつ呟く。
これはチャレンジだ 冒険だ… コロンブスだ…
するともう一人の自分が囁いてきた。
止めときゃよかったのに…
483円という安住の地にとどまっていればよかったの…バシッ!!
 ご忠告をありがとう
ハエでも叩き落すかのようにその声を叩き潰した。
最近ちょっと気を緩めるともう一人の自分が話しかけてくる。
彼はいつも正論をいってくる。
彼はいつも自慢げだ。
うまくいったら顔を出さないくせに、うまくいかないときだけ顔を出してくる。
弱みに付け込むってやつ。
その傷口にポイズン的な登場の仕方がいつも許せない。
でも…
許す。許すことに今した。
チャリチャリーン♪
お釣り499円。13枚となったコインをポケットにしまう。
これからはもう一人の自分も自分なんだと太陽の下キラキラ輝くオーシャンな心ですべて受け入れていこう。
エンジンをかけ僕はまた空とこの道が交わる場所を夢見て走り出す。

POSTED DATE : 2009年8月22日

阿波踊りの夏

皆さんお疲れマウンテン♪
お盆はどう過ごしましたか?
エンジョイできましたか?
父や母と会いましたか?
懐かしの友と逢えましたか?
上京して一人暮らしをしている者とってこのお盆や正月は特別な感情になる。地元の仲間や親や風景…結婚して子供でもいるのならそんな懐かしメモリーに浸る暇などないのだろうけどまあ私の場合、東京に12年もいればそんな刹那な想いを抱かずには入れない、そんなシーズンです。
私はこのお盆全国行脚の執筆も兼ねてまた徳島へ行ってきた。そして1日30万人以上が訪れるというBIG祭り、阿波踊りを見に行った。感想を一言でいえば
 情熱の大爆発!!
とにかく街中で人は踊り、酔い、大人も子供も外国人もみな一つの生命体となって太鼓と鐘の音に合わせて踊りあう。どこを歩いても熱気は止むことなく山も川もすべてが夜空の下でキラキラ輝いて見える。
人間ってこんなにも情熱的な生き物だったんだ…
桟敷に座ながら華麗に踊る連を見つめ感動する。そして同時に思う。
衣装を持ってきたらよかった…(大汗)
肝心なものを忘れてしまい、弾ける人々を尻目にドンドン忘れた自分が情けなくなり、でも踊りたくて、桟敷を離れ踊りに行くがなんだがそんな気分で踊っているもんで…心と体がチグハグダンス。
来年こそはスーパーサイヤ人並に情熱スパークオンザパラダイスでいこう!!
嗚呼… やっぱ行ってよかったな…
興奮冷め止まぬ帰りのフェリー。
輝くオーシャンを見つめて缶ビール片手にしみじみ思い出に酔っていたら…
いつしか船酔いになっているじゃないか!!!!!
ヤバイ…これではいかん…慌てて二段ベットの二段目に駆け上がり目を閉じ三半規管を休める。するとなんだか込み上げてくるものが…
嗚呼… 夏の思い出がすべて××に染まるぅ~~~
朝5時。東京港に着いた時にはげっそりマウンテンな私だった(恥)
皆さんはどんな夏を刻んだのでしょうか?
聞かせてフォーエバー☆

POSTED DATE : 2009年8月9日

蘇る神戸アースシェイクメモリー

台風9号の被害がすごいね。
皆さん大丈夫ですか?
これから出かけないといけないのにちょっと心配なポールです。
それにしても昨日の関東地方での地震。
もう少し揺れが長くなりだんだんと揺れが加速し出すと阪神大震災みたいになると思った。
やはり蘇る、危険察知能力っていうのかな、どんなに月日が流れてもあの時の経験は体が覚えているもんだ。そんなこんなで今週は阪神淡路大地震について書いてみる。
1995年(平成7年)1月17日午前5時46分52秒
神戸市西区伊川谷。とあるワンルームマンション。
じゅわじゅわじゅわ…
ボディーブローのような揺れが体を震わした。
夢なのか、酔っ払いすぎたのか…
一人暮らしをしている大学の友達の家に遊びに行っていた時だった。
地震が起こるつい二時間前まで夜な夜な語り合い飲んでいた。
19才だった僕たちはコンビニで買ったビールが底をつくと最後にほとんど飾りで置いてあったワイルドターキーのウイスキーに手をつけた。
なんじゃこの味~ ファイヤ~
なまるぬるい原液が胃の中で猛烈に火を噴き二人はいつしかドリームタイムへ入っていった。
ガンガンガンンガン…
夢じゃないリアルな蛍光灯の揺れが耳に飛び込む。
ガンガンガンガガン…ドサッ!!
何かが落ちた音がした。
 おいっ!なんなんこれ?おい!起きてるか?
 なんか揺れとるな!地震やろこれ!!
そう会話した次の瞬間、
ガンガンガンガンガーーーン!!!!
震度6はあるだろう揺れが耳を劈くような爆音とともに鳴り響く。
 おい!!大丈夫か!!!!!
 ああ!!なんじゃいこれ~~
そう会話したその時だった。
ドンドンドーーーーン!
ドンドーン ドドドーーーーーーーーン!!
激烈な爆音とともに床から突き上げられ飛び跳ねる体。
縦揺れの直下式地震が容赦なくマンションを揺るがした。
パリーン!!ドドーン!ガチャーーンガシャ!!!
棚からすべての物が落ちる音と巨大な鉄の固まりが倒れたようなドスンとした鈍い音。
何もかもがすべて破壊されるキルサウンド。
 おい!!大丈夫か!!!!!
 ああ!!なんじゃこれ~パパアパパパパパッパーーーー
そこからの言葉が地震で何言っているのか分からない。
まるで手で何度も口を塞いで遊んでいるみたいな声になった。
アパパアッパパーーー
ガン!ガンガンガン…ガン ガン ガガッガガン!!!
無意識にコタツの中に入り身を負かす。
ガガッガガッガガ…ガガガガガア
長い。相当長いと感じた。
どれくらい経ったのだろうか。まだ緩やかな揺れは続いている。
 大丈夫か?
 おう、大丈夫!
お互いの無事を確認すると何の不思議もなく僕たちは
 
 とりあえずもう一度寝ようか
  そうやな…
ゆらゆら~ゆらゆらら~ゅゅぅ~~ゅぅ~
まだ微震が続いているにも関わらず眠ってしまった。
そこから後は何も覚えていない。って当たり前か。
朝8時、友達の彼女の電話で起こされた。
偉いことになってるで!!!!テレビ!!テレビ見てテレビ~!!!
慌ててテレビをつけた。しかしつかない。電気系統すべてブロークンしていた。
それよりも驚いたのが私の目の前にクローゼットから飛び出したデカイ冷蔵庫のような鉄の固まりの室内湯機が倒れていた。コタツにもたれるように倒れていた。
ヒエェ~~~
重さ100キロは超えるだろう。
もしコタツがなければ間違えなく私の顔面にヒットしていた。
間一髪、コタツが僕を守ってくれていた。
また西区は神戸の山側なので海沿いに比べ被害はましだった。
今もこう書いているだけで鳥肌が立つ。
まさか死者6千人を超える大地震になるとは!!
当時体験した神戸の人間もそんな歴史的大地震だったとは思ってもいなかったと思う。
今朝も(8/11早朝)も東京はまた震度4の揺れを記録したばかり。
台風やら地震やら、お盆ウィークなのにホント気が抜けない2009夏になった。
せっかくなので私なりのウソorホント?地震対策ベスト3を紹介しよう。
その1 机やベッドの下など固い木の枠の中に入る非難対策は本当だった(私はコタツでセーブザライフ)
その2 エレベーターは止まってしまうのは本当だ(真っ先に階段へ直行すること)  
その3 テレビや携帯電話の情報をよく見て行動せよというのはウソだ(ライフラインがすべてストップ。震源地の人々に情報は届かないと思ったほうがベター。実際ピーク時携帯電話も電波がパンクし繋がらなかった)
もしあなたの街に大地震が起こったらどうしますか?
結局のところ大地震を想定して個人個人のイメージトレーニングが重要なんだと私は思う。