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登天ポールの「自殺反対、いじめ撲滅」キャンペーン全国行脚 

POSTED DATE : 2014年3月17日

命を無駄にするな ~高松市中学生転落事件から~

15日、一通の封書が届きました。
それは高松市教育委員会からの人権教育人材情報への登録申請でした。
高松市の更なる人権指導のために力を貸してほしいというありがたい文章にハッピーな気分になっていました。それは今まで人権の場で訴えてきた登天ポールが認められた喜びでもありました。
そんな中、衝撃的な事件が起こり、心がいたたまれなくなっています。
16日、高松市の中学校で、男子生徒が校舎の4階から転落して、全身を強く打って意識不明の重体。
生徒はサッカー部の練習中に行方がわからなくなり、午後3時ごろ、副顧問が校舎の4階で見つけ、「命を無駄にするな」と声をかけたところ、「ごめんね」と言って、手すりを乗り越え転落したという。
校長先生は「4回ほど生徒全員と面接したが、いじめや体罰は確認していない。ただ、同じことが起こったことは痛恨の極み」と話している。
同校では2013年6月にも、別の2年生男子生徒が、ほぼ同じ場所から転落し、死亡している。
負の連鎖…、詳細はこれからだけれども、同じベランダから飛び降りた彼の心境、衝動に、思いをはせずにはいられない。
幸いにも死に至らなかったことがなによりですが、それにしても中学生の余りにも命を粗末にし過ぎる行動には怒りすら覚えます。
昨年僕は同じ高松市のT中学校で「命」についての講演をしました。
 この青い地球でお母さんが命を懸けて僕たちを生んでくれたんだ。
 お母さんのお母さんも命を懸けてお母さんを生んでくれたんだ。
 そうやって命ってずっと繋がって、一番新しい命が
 君なんだ、あなたなんだ、僕たちなんだ。
 だから自殺するってことはそんなお母さんやお婆ちゃん、またずっと祖先から続いてきた思い、
 健康に育ってほしい、希望をもって育ってほしいという願いまで、絶つことになってしまう。
 だから自殺ってできないよね。
 その願いまで絶つなんてできないよね。

 

POSTED DATE : 2014年3月17日

山形県中1少女のラストレター

山形県天童市で今年1月、中学1年の女子生徒が山形新幹線に飛び込み自殺したニュースが僕には衝撃的でした。
女子生徒の両親が「陰湿ないじめにあっていた」など、いじめ被害を訴える記述がある複数のノートを公開しました。
 
 ノートには、
「独りだった。中学に入学してからは、陰湿な『イジメ』にあっていた。
何が悪いのかも分からずに、ずっと、陰口を言われていた」
「本当ハ『死』ニたくなカッタだけなのに。ダレカ、タスけテよぅ」
「幸せニシテよぅ」
などの記述がありました。
 
カタカナの部分に垣間見える彼女の最後の表現方法が、生きたい気持ちと死んでしまいたい気持ちとが交錯しているように感じて、やりきれない切なさが込みあげてきました。
事故後に学校が行った全校生徒532人のアンケートでは、13人がいじめを知っていたと回答。
100人以上がうわさなどを「聞いたことがある」と答えていました。
生と死の間にかかる今にも崩れ落ちそうな橋の上で、生きる望みを繋ぐ一本の手を見つけたいと思っています。
そんなシーンに出くわしたなら人は「掴まれ~」って瞬時に手が出るものではないだろうか?
それを13人もが手も差し伸べず、言葉もかけず、見なかったこととして通り過ぎて行ったことが残念でなりません。

何気ない一言で、いいと思う。
「今日も青空綺麗だよね」と笑いながらのそんな他愛もない一言が手を差し伸べることになるんだと僕は思う。

POSTED DATE : 2014年2月28日

3月自殺対策強化月間 ― 心閉ざしたらあかん ―

月別自殺者の最も多い3月を(命を守る自殺対策強化月間)と定められています。
そんなおり、くしくもまた悲しいニュースが飛び込んできました。
広島県三原市の県立総合技術高校1年の男子生徒(16)が24日、自宅で首をつっていたのです。
学校によると、24日早朝、生徒が同市内の自宅で首をつっているのを家族が見つけました。
生徒は21日まで部活に参加していたが、22、23日は体調不良を訴えて練習を休んでいました。
両親によると、生徒は入学直後から通院のため、週に1度、部活を休んでいたが、最近はさらに休みがちになっていました。このため、23日夕に理由を尋ねたところ、「部活を休んだ翌日、部室の棚が荒らされたり、教科書がなくなったりした」と涙を流し、「(野球部を)辞めたい」と訴えたという。
このニュースに接した時、
兵庫県加古川市で塾を経営している友人が語ってくれたことを思い出しました。
全く同じようないじめ状況だったので、とても深い悲しみに襲われました。
その時作った詩があります。
 足が痛くて 部活休んだ
 母と病院の後 買い物行った
 次の日友達「なに部活サボって買い物行ってるねん」
 片方スパイク隠されて 仲よし友達 離れていった
 「なんで部活しなくて帰ってくるの!!」
 家に帰ると母に怒鳴られ
 小学校からずっとやってきた部活
 「やめたい」って言えなかった
 お母さん ごめん… 
 部活行きたいけど 行くのが怖い 
 あのドアを開ければ
 「何でここにおんねん」って世界が待っている
 怠け者の弱い僕でこめん… こんな自分を一番嫌いなのは自分 一番分かってる…
1人で泣いたり  1人で悲しんだり 1人であきらめたり…
1人の大人に話すことによって すべてが変わる瞬間がある
1人、2人裏切られたとしても 心閉ざしたらあかん
昨日の友達じゃなかったかもしれない
今日の先生じゃなかったかもしれない
明日のお父さん、顧問、教頭先生かもしれない
1人、2人裏切られたとしても 心閉ざしたらあかん
1人、2人裏切られても 
本気で戦ってくれる人がいるから 負けたらあかん
必ず君の声を待ち続けている大人がいるから
僕たち大人に何度もチャンスを与えてほしい

POSTED DATE : 2014年2月17日

鹿児島市立中学校2年の女子生徒について

鹿児島市立中学校2年の女子生徒が1月、頭や腰の骨を折る大けがをしていたことが12日、市教育委員会などへの取材で分かりました。
女生徒は1月8日の始業式の朝、自宅近くの集合住宅4階から飛び降りました。
彼女の文字で[もう限界」と書かれたノートがあったそうです。
彼女は昨年11月頃、先生にクラスメートから嫌がらせを受けていると相談していました。
学校は12月末に実施したアンケート調査でいじめを把握していました。
校長先生はアンケート調査を参考に聞き取り調査をして検証していくと述べた矢先の出来事でした。
2月に講演したK校より以下の感想文がありました。
『僕もいじめにあって自殺しようとした事がありました。当時の自分の周りには助けてくれる友達もいなく、先生に相談もしましたが、力になってはもらえませんでした。結果的に命を落とすことにはなりませんでしたが、あの時に自分の中で何かが壊れた気がしたのを今でも覚えています…』
残念なのは鹿児島の女生徒も感想文のKさんも
大人たちに話してもどうにもならかった…と思ったこと。
若者の「誰か助けて」と言うSOSに大人たちが本気で対応していたのだろうか。
若者の慟哭に近い心の叫びを周りの大人たちがどうして気づかなかったのだろうか。
大人の1人として僕は恥ずかしい。僕は悔しい。
とにかく彼女が大けがで済んだことは良かった。

POSTED DATE : 2014年1月26日

冬の桜の木

葉が落ち真っ裸になった桜の木
全てを削ぎおとした姿で芽を作りつつ
北風にも雪にもじっと耐えている
大地にどっしり根を張って立っている
冬と春の余りにも対称的な姿
やがてくる春に満開の桜の花を咲かせるのだろう

POSTED DATE : 2014年1月18日

山形県中1生いじめ自殺について

2014年新年早々山形県天童市でいじめによる自殺があった。
新学期初日、中一の女生徒が山形新幹線に飛び込むというあまりにも悲惨な自死だった。
530人のアンケートによると、多数からいじめを受けていたという生徒たちからの回答だった。
おそらく彼女の周りのほとんどが傍観者だったのだろう。
悩みもがいている彼女に一言でもいい、「大丈夫だ…味方だかからね」「私は応援しているから、気にしないで…」と言ってくれる誰かが欲しかった。
君の勇気ある一言と行動を…
もし今このような状況で悩んでいる人がいるなら僕は強く訴えたい。
悩んでいる君たちに愛する人たちを持ってほしいという事だ。
昨年暮れに亡くなったネルソン・マンデラは自分の愛するアフリカ人のために、どんな辛い拷問にも耐え続け、そして戦い抜いた。
マンデラは恐らく死ぬ以上に辛い拷問と牢獄生活だったに違いない。
しかし、マンデラは生き抜いた。
これはネルソン・マンデラには自分と同じ血を引く、愛するアフリカ人がいたからだ。
しかし、まだ君たちにはマンデラのような強さは無理かもしれない。
けれでも、自分の身の回りを見てほしい。
必ず愛する誰かがいるだろう。
必ず自分を愛してくれる誰かがいるだろう。
ならば例えどんな状況に陥っても自死という最も悲しいことは選ばないはずだ。
彼女の魂が安らかであるように祈ります。

POSTED DATE : 2014年1月1日

迎春2014

     
      迎春
地球が生まれて46億年。
飽きる事なく続いてきた日が沈み日が昇っての地球の営み。
2014年、今年のスタートです。
命と時間の糸、かけがえの無い一日。
今年も全国の学校を訪れ一人でも多くの若者に触れ、いい出会いを作っていける
登天ポールであるように精進していきたいと思っています。

POSTED DATE : 2013年12月29日

2013年を振り返って

2013年は内閣府青年社会活動コアリーダーとしてイギリス派遣団に参加したいという大きな目標を持って始まった。
■内閣府コアリーダー派遣
石川県の代表から霞が関最終面接までの難関をクリアして全国から8人の1人に選ばれた時の喜びは
これまでの僕の活動を国が認めてくれたという大きな喜びでした。
■学校訪問
新学期から夏休みまでは学校訪問の日々でした。
一人でも多くの子供たちに伝えたいという思いが僕を大きな行動力へと突き動かしました。
■待望のイギリス派遣
10月、待望のイギリス派遣。
イギリスの日本大使館表敬訪問から始まり、青少年分野に関わる行政、施設、学校を訪問しました。
まず愛国心からくるイギリス人の笑顔が印象的でした。
国の歴史が笑顔を作り、人を作り、その人がまた歴史を作っていました。
幼少時からのボランティア、地域活動の参加、互助精神が歴史の背景にありました。
法律という決まりで心を縛り付けるのではなく、HEART to HEARTで問題を解決していくユースワーカーの情熱を学ぶことができました。
■帰国後、23校の小中学校を訪問
帰国後、県内外、23校を周り、1万人あまりの子供達に思いを伝えることができました。
■感想文の中から
講演後、沢山の感想文が届きました。
その中の三年生男子の作文に目が留まりました。
『自殺したいと思ったことは何度もある。いじめからではないが、自分なんて必要ない、何のために生きているのかと考えはじめると、居なくなった方がいいと思っていた。でも今回の講演をきいて、「自分は自分の祖先の思いを絶ちきること、だから生きなければならない。」ということを知り、生きようと思った。まだ夢がある。その夢が山頂にあるのだとすれば、今私がいるところは一合目ぐらいだろうか?途中で自殺という形ではあきらめられるほどかんたんな夢ではない。自分の夢に向かってつっぱしりたい。そして、登天ポールさんのように、まわりの人に良い影響を与えながら成長したい。一生懸命生きようと思う。」
ありがとう、ありがとう…
涙が溢れた。
今までやってきてよかった。
僕の講演が届いてよかった。
彼が感じてくれてよかった。
人間って成長する。
僕たちは体だけじゃなくて、心も成長していく。
成長していくってことは、楽しいよね、ハッピーだよね。
例え、死んでしまいたいと思う日があっても、
明日になったら心が成長して、ハッピーな気持ちになっているんだ。
そんな素晴らしい明日をめざして
そう、しあわせマウンテンをめざして
2014年も登っていってほしい。
  いつも心にマウンテン
      
      12.30 登天ポール

POSTED DATE : 2013年9月10日

声に出して、伝えるということ

自殺予防週間が始まりました。
僕は全国の小中学校で生徒たちに少しでも悩みがあったら大人たちへ話してほしいと訴えています。
人間は何歳になっても、不安、悩み、孤独、苦しみを抱え生きています。
僕も見えない未来に対して苦しくなったり、不安が風船のように膨らむときがあります。
そんなとき、誰かに話をするだけで、心が軽くなります。
必要なのはほんの少しの「打ち明ける勇気」だと伝えています。
伝えられる相手がいない時でも、海や川や空へ向かって叫ぶんだと伝えています。
思えば、全国行脚の時、13道県目の秋田県で早くも挫けそうになったときがあります。
ただ風に揺れている大木に、近寄って、悩みを打ち明け、抱き締めました。
そのときの僕は精神的にも、肉体的にもどうにかしていたのでしょう。
しかし、あの時の僕はすっと心が軽くなり、少しの木のぬくもりを感じ勇気をもらいました。
 一人じゃない…
 僕たち(木々)も一緒に生きている…
そんなメッセージを聞いたような気がしました。
声に出して、伝えるということ。
相手が人であれ、自然であれ、思いを吐き出すということが、自殺予防の第一歩ではないでしょうか。

POSTED DATE : 2013年9月7日

金髪少年

富山県になるNPO法人青少年自立支援センター「ピースフルハウスはぐれ雲」25周年記念パーティーに参加してきました。不登校児、発達障害児の自立、サポートセンターです。
17歳の金髪少年に出会いました。
少年は親に捨てられ、暴走族をしていました。
少年が乗っていた二人乗りのバイクが転倒し、後ろから来た車に友人は跳ねられて死亡しました。
少年は助けようとしましたが、友人に突き飛ばされ、助かりました。
失意の中、少年は暴走を繰り返す日々でした。
雨の日、少年は一人バイクで、150キロで走行していた時、またも転倒しました。
少年には三途の川が見えました。
川の向こうに亡くなった友人とおばあちゃんいて、渡ろうとすると、
『まだ来るな!』とあの夜と同じように、突き飛ばされました。
「ポールさん、はぐれ雲の歌を僕に教えてください」
プレゼントソングとして披露した歌を少年は気に入り、フォークギターを持ってきました。
最も高い音の出る1弦が切れていました。
ちょうど、ダダリオの新しい弦を持っていたので、朝9時に起こしてくれたら、張ってあげるよというと、
「無理っす。僕いつも12時にしか目覚めないんです…」
「ポールさん、起きて下さい、朝っすよ!」
7時半でした。
「食べて下さい」
彼はなんと、6時に起きて、朝食を作ってくれました。
フレンチトーストと焼き飯の朝食。
金髪少年からは想像もつかない美味しい味でした。
「僕、料理得意っす!」
少年の目はキラキラ輝いていました。
不器用に真似ながら弦を張る姿。音合わせの時の真剣な眼差し。
6弦の新しい音が鳴り響いたときの少年の笑顔…、少年のギターと僕のギターのカノンの調べ。
いつか少年がはぐれ雲の歌を僕に歌って聴かせてくれる日を夢見ています。

POSTED DATE : 2013年7月31日

「日本、また世界驚かせた」

「日本、また世界驚かせた」電車押し救助を絶賛ー7月26日(金)読売新聞記事より
さいたま市のJR南浦和駅での女性客救出劇。
ホームと車両の間に落ちた女性を乗客らが力を合わせ助け出したニュースに、「うちの国だったら、乗客は眺めるだけで何もしなかったかもしれない」「英雄的な行動」など世界各国から称賛の声が上がっています。
米CNNテレビでは、キャスターが「日本から素晴らしいニュースです」と前置きし、本紙の写真と共に女性救出を報じました。キャスターは「生死に関わる状況で、駅員と乗客が冷静に協力した」と称賛。「おそらく、日本だけで起こりうること」として、電車が約8分後に通常運転を再開したことも合わせて伝えました。
イタリアの主要紙のウェブサイトでは「イタリア人だったら眺めるだけだろう」とのコメントをしました。
香港では、「中国で同様の事故が起きれば、大多数の人はやじ馬見物するだけだ」といった書き込みが見られました。
韓国では、読売新聞の報道を引用して伝えました。
朝鮮スポーツ紙では「乗客が力を合わせて救助する感動の写真が話題になっている」と指摘しました。
ロシアの大衆紙では、「どうしてこんなに迅速に乗客が団結できたのだろうか」「他人の命に対して、我々ロシア人も無関心であってはならない」と驚きのコメントが寄せられました。
タイのニュースでは「とっさにこのような行動ができる日本人は、どのような教育を受けているのか」との声も出ています。
世界各国がこのように日本をこぞって絶賛してくれることは日本人として誇りに思い、とても嬉しく思いますよね。そもそもなぜ日本人は外国のように確固たる宗教を個々に持っているわけでもないのに、こういった善悪の判断を無意識にできるのでしょうか。
追われて脱げのびた源義経を全身で受け入れた藤原氏の包容力、庶民が米不足の時に命を懸けて助けようとした大塩平八郎の正義感。また物資のない戦時下、食べ物や労力を分かち合った長屋の人たちの思いやり、やさしさ。古来より脈々と伝わってきた日本人生来の和の心、困難に出会った時こそ発揮されたのでしょう。
いじめや自殺問題も私たちが日本人としての自覚を持った時、解決していくのではないでしょうか。

POSTED DATE : 2013年6月1日

6月のシンフォニー

雨を吸い込んだアスファルトから立ち上がる匂い
子供の頃を思い出した
熱気と湿気のコラボレーション
少年時代へとタイムスリップ
アジサイに這うカタツムリ
ぐんぐん伸びるヒマワリ
水たまりに映る青空を僕はひょいと飛び越えた